自分の土地を削って公に差し出すことで成り立つ事業で、
それは、 経済が右肩上がりでないと成り立たない事業である、 ということを教えてもらった。 なるほどこれは、 地域社会にそのまま当てはまる話で、 つまり地域社会とは、 自分の時間を削って公に差し出すことで成り立つもので、 それは、 住民の思いが右肩上がりでないと成り立たないものである。 自分の時間を差し出している人間は、 自分の時間を差し出している人間を敏感に察知する。 だからアナタ、 やっぱりそれは差し出してないのだよ。 大事なことが、 時間を差し出す、 ということだけだと思ったらそうでなく、 差し出した時間を、 自分のものとしてきっちり最後まで見届けるか、 こちらもこちらで大事なんだ。 いやむしろ、 こちらの方が大事なのかもしれない。 区画整理で自分の土地を差し出して、 それが公の土地になってなんだか損した気分になって、 それでお仕舞い、 ではダメなんだ。 差し出した土地は、 自分の土地なのである。 だから、 大事にしろと言い続けなければならないのである。 それが、 区画整理事業だろう。 アタシは、 簡単に自分の時間を差し出して、 好きで差し出したんだからそれがどうなろうとなるようにしかならない、 と思っていた節があるが、 どうもそうではないらしい。 差し出した時間を、 最後まで見届けないとならないんだ。 なんだかめんどくさいことに気づいてしまった気がする。 そしてともすると、 その先で大事なことがあると思っているのは、 差し出し方はどうなんだ、 なんである。 ただ差し出せばいい。 これも、 嫌なんである。 なんて、 わがままなのか。 だから、 最後のところが大事だと思っているから、 その前段階の、 つまり差し出しません、 とか、 もう話が通じないのである。 だからアナタ、 やっぱりそれは、 差し出してないのだよ。 そうしてアタシは、 差し出せなんて、 これっぽっちも思わない。 # by arumachi | 2011-09-11 00:20
よりか、人が嬉しそうにしていたら一緒に混ざりたい、の方が人としての自由度は高いということもあるな、と思ってみたら、「巻き込まれ力がすごいですね」なんて言われるのも、まんざらでもなくなってきた。
いきなりまったくな始まりである。 うちの店の常連で、深町さんという、77才のおばあちゃんがいる。見た目はおばあちゃんだが、おばあちゃんと言うには申し訳がないくらいに、シャンとしている。 彼女は多くて週に一度、だいたい月に二、三度の割合で、店に足を運んでくれる。 自転車の篭に、お手製のバッグを積んで。およそ自分が身につけるものは自分で作ってしまうというから、まめな方である。 「一人で暮らしてるでしょ。やることは山ほどあるのよ」 かりに、だとしたとしても、よく動く。三度の飯はきちんと作る。お針に琴は毎日かかさない。何度かものを届けに自宅までいったことがあるが、しょうしゃな家の回りはいつも片付いていた。 芸事に就いている方というのは、やり取りも洒脱。実に心得ていて、「やせていらっしゃいますよね」なんてけしかけると、「風が強いときなんてね、自転車が進まないの。風がやむまで電柱にしがみついているんだから」と返してくる。 そんな彼女がこの二ヶ月あまり、めっきり姿を見せなくなった。どうしているかと案じていたが、昨日久しぶりに来てくれて、一段と細くなった感じはするが、元気そう。聞けばなんでも、微熱が続いて動けずにいたとか。 「三つもお医者に行ったんですけどどこも悪くないって言うのよ。まったく年を取ると、原因もよくわからなくなるみたいだわね」 「だわね、って、他人事みたいじゃないですか」 健在である。 彼女に限ったことではないが、うちの店には年配の方が多く来る。野菜が中心の料理だから、口に合うのかもしれない。 この頃は、一人で来る女性のお客さんも多い。休息の場として来ているのがわかるから、あまり話しかけたりもしないが、そういう店の雰囲気も悪くないなと思っている。 4月から始まった駅前マルシェなんと言うのは、まさにそういうコンセプト。 休みに来て、寝っ転がったり本読んだりしてダラーと過ごして、結果、充電してもらえるならもらえたでいいなと思っている。たとえば昼間っからビール飲んだりしてですね。それは漏電なんだけどね。 たとえばアタシは基本的に押し付けがましいと思われてしまうことが多いので、月に一度、できるだけ押し付けていないように見えるようにする日が駅前マルシェ、ですかね。ナンダカワカラナイ。 ということだから今度の土曜も11時からやりますので。 今月は、高崎田町の地産地消の店、「すもの食堂」から、朝どれ野菜やなにやらスタッフも来ていただいての開催です。ほのじには珍しく、パスタも食べられますよ。ここんちのベーグルがまた、うまいんだ。 時間は11時から15時までです。よかったら昼寝でもしに。 深町さんにも声かけてみよう。 # by arumachi | 2011-06-16 13:02
客人はいなかった。
記憶は今朝方の5時過ぎまで。 その後は意識不明。 結局今日はおよそ1月ぶりの休日を、 寝床で過ごすことに。 例のごとく、 そこまで飲むこたぁないでしょうが、 ということだ。 夕べは、 この2ヶ月の間に高崎と中之条で行われた食のイベント、 群馬に避難している南相馬の方々と一緒に南相馬の郷土料理をふるまうというイベントの、 打ち上げだった。 高崎と渋川と中之条と東吾妻と、 東京からもわざわざ伊勢崎くんだりまで来てくれて、 開宴。 みなそれぞれに、 才気煥発。 なにより主体性と思いやりにあふれている。 まちづくりはビジネスライクを超えないと、 成り立たない側面がある。 小さなひもじさの共有、 と言っていい。 だからなにかそういうイベントごとに携わると、 いかに自分が損得勘定で生きていたか、 ということもわかってしまう。 損得勘定でしか動いていない人も、 これまた一目瞭然となる。 これは何も、 金銭だけの話ではない。 愛情という面でも、 じつに自分が損得でしか生きられていないか、 わかってしまう。 むしろこちらの方が厄介である。 満たされない個人の愛されたいという欲求は、 悪感情として撒き散らされるから。 他を否定することで自分を安心させようとするのが人間だ。 なにかに取り組むときに自分の主体性を確認しておかないとうまくいかないというのは、 どれだけ自分が大事にされているかというモノサシでしか動けない、 という事態に陥りやすくなるからである。 主体性なきところにまちづくりも国づくりも、 それどころか個人を主張する資格などあったもんじゃない、 ということに気づかないまま生きられる時代では、 もはやないのだろう。 昨日うちの店に集まった人などは、 そういうことをきちんとわかっている。 わかっていて、 でもきっと、 愛されたくなんかない、 わけではない。 いやむしろ、 厄介なほどに愛されたい自分をよく、 わかっている。 わかっていて、 その感情を他へ向ける愚に陥ってはいけないと、 そんな風にためらいながら、 だから他を、 思いやれもする。 なんて切ない人たちなんだと、 思う。 なんて優しい人たちなんだとも。 そんなあなたがいるから私も生きられる。 こういう関係は最高である。 # by arumachi | 2011-05-31 02:01
1週間が過ぎましたが、
後片付けも終わらないまま、 予定が押し寄せてまいります。 荒波らしきものを見つけると飛び込みたくなる、 そういう性分なのだと思います。 本当は、 静かな水面に浮かびたいと常々思っているのだが。 ここ何日か、 内田裕也と、 立川談志と、 石原慎太郎の共通点について考えていました。 ずいぶん違うお三方のようにも見えますが、 アタシには同じようにしか見えなかったからですが、 いまだしっくり来る答えは見つかりません。 書きながら。 内田裕也さんは、 依然勤めていた下北沢の割烹に時々来られていました。 早い時間が多かったですね。 競馬の新聞か何か、 片手に新聞を丸めて。 ギャンブルの帰りだったのだろうか。 すこぶる紳士で、 初めてお会いしたときは面食らった。 「シェゲナベイベー」じゃありませんでしたから。 でも触れたら破裂しそうな、 粉々になってしまいそうな、 そういう繊細さは感じました。 その店には芸能界の人間が多くきてましたけど、 あれほどまでにデリケートな方はいませんでした。 全身ガラス、 といった感じで。 いつ壊れるかわからない自分と向き合う、 というのは大変なことですが、 そういうジブンははじめから壊れそうだったわけではなくて、 不器用に、生真面目に自分と他人と向き合ってきたら、 いつ壊れるかわからない自分になってしまっていた、 ということなのでしょう。 うまく自分をなだめすかして、 うまく自分を解放させてあげられればもう少し自分の強度を増すこともできるのかもしれませんが、 それができないという真面目な方もいるわけで、 それがもしかしたら裕也さんなのかもしれません。 立川談志はできるけどやらないという、 誠実な方。 石原慎太郎はそれを平気な顔してやれていることにしちゃう、 政治家な方。 あながち間違ってないだろう。 おかげでちょっとわかってきたので、 勝手に自分が合点しただけで申し訳ないが、 本題へ。 まずはGWの報告、 のはずだが、 これがまた長そうなので持ち越しに。 すいません。 ツイッター、 メール(ほのじ通信)などではそれなりにお伝えしておりますので、 もしよろしければツイッター上「honoji_ekimae」で検索してください。 ダイレクトメール機能でアドレスをお送りいただけたら、 不定期ですがメール(ほのじ通信)も差し上げますのでご検討ください。 今日は、 土曜日に迫りました2回目の駅前マルシェのお知らせになります。 今回は醤油づくし。 題して、 「醤油ナイト」。 醤油を料理と合わせながら味比べしたり、 藤田シェフ自慢の醤油カレーや醤油スイーツを召し上がっていただきます。 そして今回の目玉は、 醤油ソムリエを迎えての醤油対談。 前橋の「職人醤油」社長高橋万太郎氏をお招きします。 昨日打ち合わせで前橋のお店に伺ってきたのですが、 生醤油と火入れの醤油との違い、 脱脂加工大豆と丸大豆の違いの話など、 すでに二人だけで盛り上がりました。 なかなか聞けない話、 必聴かと思います。 ご興味のある方はぜひいらしてください。 しょっぱい奴で集まって、 しょっぱい週末の夜にしましょう。 タイトル:醤油ナイト 日程:2011年5月21日(土) 時間:17:30~20:00 内容:醤油味比べ、料理との相性、醤油対談、これからの醤油料理(醤油カレーパーティー) 参加費:3,000円(アルコール別途※醤油に合うビール、日本酒などを準備しております) 人数:25名(定員になり次第締め切り) お問合せ:0270-75-1288(ほのじ)※16,17日は出張のためおりません 17:30~ 醤油味比べ、料理との相性 →醤油6~8種類をチョイス。それに対して一つずつ料理を準備。バイキング形式で味見をしていただきます。 18:00~ 醤油対談 →職人醤油高橋社長を迎え、堀澤と醤油談義。二人で醤油の面白さ、奥深さ、かけがえのなさを伝えられたらと思います。 18:45~ 醤油カレーパーティー(職人醤油いろいろの販売とともに) →醤油料理で食事会(醤油ドレッシングサラダ、醤油カレー、醤油ケーキ、梅醤番茶を提供) お待ちしております! # by arumachi | 2011-05-16 08:09
出張マルシェに行って来ました。
福島県産の食材を仕入れまして、 福島県民でもなんでもないのに福島のアンテナショップをやってきました。 その名も「南相馬ちゃん家」。 飲んだ勢いでついた不謹慎極まりないホットなネーミングですが、 それが銀座にある「ぐんまちゃん家」と連動していることはあまり気づかれなかったようで。 じつは今度のGWに、 その「つむじ」で、 群馬に避難している南相馬の方々と一緒に南相馬の郷土料理を作ってきます。 4月11日に高崎で高崎の仲間たちと一緒に同様の催しを行ったのですが、 そのつづきを、 今度は中之条町でやることになりました。 今度はメインスポンサーがぐるなびさんですから、 大きなイベントになると思いますよ。 詳細は改めてお知らせできるかと思いますが、 例のごとく、 準備で忙しくなりますと事後報告になるやも知れません。 あしからず。 中之条町のその「つむじ」というのは、 中之条町が始めた、 そのくせいたって自由な、 地域あるいは地域外とのつながりを深めるための、 交流の場です。 町民の中にはそこを「マキグソ」と呼ぶ人もいて、 そんな口の悪い天邪鬼がたくさん出入りして真昼間から酒も飲める、 そういう現代の避難所でもあります。 とてもセンスのいい現代的な建物で、 実に開放感のある作り。 そこにカフェやらショップやらがいくつも入っている、 こじまんりとした道の駅です。 昨日参加したのは「青空市」という日曜マーケットで、 私たちの他に魚屋もあれば手づくり菓子屋もあり、 おまけに怪しい紳士服屋もあるという、 アットホームなマーケットでした。 その隣では「泥だんごづくり」というワークショップが行われていて、 子供たちが目の色変えて泥だんごをこねていた。 目の前ではほぼ通りすがりの男性二人がギターを広げてライブを始めたり。 なにか遠い昔の縁日を思わせるような、 そういう素朴にあふれた空間なのに、 建物や店のしつらえ、 置いてあるものは洗練されているから、 そのバランスがまた心地よい。 とにかくゆったりとした、 いい時間でしたね。 「つむじ」はきっと、 毎日が下町劇場なんですね。 あそこに寅さんがいてくれたらいいよなあ。 しゃべりもいけるギターの流し、 とか。 GWは、 おそらくアタシはほとんどそこにいると思いますので、 (ちなみに4日5日はかやぶきの家作り。こちらものちほどお知らせします) お時間がございましたらぜひ遊びにいらしてください。 # by arumachi | 2011-04-25 13:50
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